環境にやさしい代替技術

ここ数十年間、プラスチックへの依存度が世界中で高まるにつれ、そのれらの使用から生じる廃棄物もまた増え続けています。例えば2015年の1年間だけでも、廃プラスチックの発生量は3億トン超に上っています。これほどの量の廃棄物を処理することは困難であり、そのほとんどは埋立地やごみ集積場行きとなるか、環境汚染の原因となっています。最近の国連環境計画(UNEP)の報告によると、現在のままの消費パターンと廃棄物管理が続けば、2050年までには埋立地や環境内に約120億トンものプラスチックごみが蓄積することになります。

こうした現状を背景に開発されたPROTĒAN™は、「有害物質(廃プラスチック、フッ化炭素、その他多くの石油系包装材添加物等)の生体蓄積を減らすことで、メーカーと消費者の皆様により環境にやさしい選択肢を提供すること」を目的としています。私たちは日々、可塑剤、ワックス、アクリレート、各種湿潤紙力剤(エピクロロヒドリン等)、その他のプラスチックと各種環境負荷物質への世界的な依存を減らすことに取り組んでいます。

PROTĒAN™ を選択する理由

PROTĒAN™は、サステナビリティ面での向上を目指す企業の皆様にとって重要な4つの特長を備えています。

360度のサステナビリティ

他の多くの技術プラットフォームとは異なり、PROTĒAN™は製造から廃棄・処理までの全サイクルにわたってサステナビリティを実現します。植物に由来し、シンプルでエネルギー効率の良い方法で合成されるPROTĒAN™は、再生可能資源に由来するとはいえ堆肥化には複雑でエネルギー多消費型の合成プロセスを要する他の物質(例えばポリ乳酸)とは極めて対照的です。PROTĒAN™独自のフォーミュラは原紙の強度を高めることもできるため、より低ゲージの素材の使用を可能にし、ひいてはサプライチェーン全体のコスト削減を支援します。

寿命の終わりに直面する3つの脅威

PROTĒAN™を使用した製品がその耐用寿命の終わりを迎える時、メーカーや消費者の皆様にはいくつかの処理方法が提供されます。通常の条件下で100%生分解可能かつ堆肥化可能であることに加えて、PROTĒAN™は通常の古紙再生の流れに沿ったリサイクルが可能(つまり分別不要)です。PROTĒAN™は母材の表面に別の皮膜として塗布されるのではなく、紙の母材内に織り込まれるため、リサイクル中に紙から分離することがなく、従来のワックス/プラスチック/シリコーン系コーティング剤に伴う汚染の問題を解消することができます。

製造効率

従来の多くの技術では大量の水分を除去する必要があり、コーティングおよび乾燥工程に多くの時間が必要とされましたが、PROTĒAN™では短時間でコーティングおよび乾燥が可能なため、他社が提供する一部の技術と比較して作業速度が20%もアップする、時間節約および省エネ上のメリットを提供します。また、PROTĒAN™の製品のいくつかは、高固形分のコーティング剤に変換できます。粘着性を帯びたりベトついたりせず、耐ブロッキング性もあるコーティング組成物は、工場での優れたランナビリティを提供します。粘着やブロッキングの解消は、他の遮蔽コーティング剤ではしばしば困難な場合があります。

経済的責任

植物由来のPROTĒAN™は、天然資源を枯渇させることもなければ、従来の技術の高価な代替品技術となることもありません。PROTĒAN™の開発と利用は、過剰資源を利用することによって農家の皆様の役に立ち、農業経済を支えます。

将来発生するごみの処理費用は、今日のごみのリサイクル費用よりもはるかに高額となるため、PROTĒAN™は製紙および包装資材メーカーの皆様にとってコスト効率の高い代替技術だといえます。また、この技術の「原紙を強化する」能力により、メーカーの皆様は原料の使用量を減らし、資源節約への取り組みをサポートすることが可能になります。

各製品に関する詳細情報は、「耐水性」および「耐グリース性」の各ページをご覧ください。

関連リソース

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